仕事のメールを終えた自宅、なんでか
ニューロティカの曲が聴きたくなったので、押し入れの段ボールを漁りました。聴きたかった曲は、インディーズ時代のアルバム「DRINKIN' BOYS」の最終6曲目「修豚哀歌II〜I Love Youなんて言えねぇ」です。ほとんどの人は知らないんだろうなぁと思います。
ニューロティカ。ボクの中では中学校時代に聴いた、
THE BLUE HEARTS、
スターリンに次ぐ、パンクの原点なのです。高速なビートで、お祭り騒ぎで、聴かせるパンク、それが
ニューロティカ。このアルバムの後に出したファーストメジャーアルバム、その名も「ハーレム野郎」。ジャケ裏には
ハーレーダビッドソンの車体を消して、「ハーレム、デブだとソン。」の赤入れ文字。あの頃感じ得た鋭敏さや躍動感。率直に感じ得る事は二度と無いのだろうと思います。知り得てしまう事であたかも自分の能力のように置き換えてしまう感性の麻痺、その感性を時折確かめるように、新鮮な感覚を取り戻そうとするように、昔の「音楽」を聴こうとする慣性が働いているのであれば、それは己にとって健全な「自分」を保つ為の本能がそうさせているのかもしれません。